花を長持ちさせる方法。エチレンについてお話します
こんにちは。
横浜市泉区。1mを越す大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
数ある花が長持ちする方法を試してみたけど、なかなか花が長持ちしない。
もっと花を長持ちさせて楽しみたい。
そんな声にお応えして、今迄様々な花が長持ちする方法をご紹介してきました。
そんな花を長持ちさせる方法の中でも
今回は「エチレン」という物質と、花持ちについての関係を
花歴20年以上の大きいフラワーアレンジメント教室の講師がお話ししてみたいと思います。
それでは本日は
【花 長持ち】エチレンから花を守る。果物、花がらに気をつけて花を長持ちさせる方法
と言うタイトルでお届けします。
エチレンガスは花の老化を進めてしまうもの
エチレンから花を守り長持ちさせましょう
花を長持ちさせる方法で、一番良く耳にするのが
・涼しい所に置く
・花瓶の水を毎日変える
・切り口を切り戻しする
などがあり、皆さんもきっと試したことがあると思います。
でも、実際試してみても何故か花が長持ちしない・・・
「まあ。花は長持ちしないものだから仕方ない」
なんて諦めてしまいますね。
しかし、花の寿命に諦める前に、皆様に試していただきたい方法が1つあります。
それは、「エチレンから花を守る」という事です。
エチレンとは何か。花の老化を速めてしまう
エチレンとは、果実を熟させるための「老化ホルモン」であるガスです。
例えば熟したバナナと硬い果物を一緒に置いておくと、熟したバナナのエチレンによって硬い果物が熟されるとという事があります。
従ってエチレンが傍にあるとその影響を受けてしまうという事ですね。
このエチレンは、特に植物が受粉し、実を付ける時や
枯れた花からも発生し、自ら影響を受ける事があります。
他にもあったエチレンを発生する身近な物
実は、エチレンを発生させるのは熟した果物、花がらだけではなく
私達の身の回りの生活にもあります。
例えば
たばこ、お線香の煙、排気ガス、石油ストーブなどがあります。
◆チューリップやスイートピーなど、春の花を長持ちさせたい方はこちらもどうぞ

花を枯らしてしまう身近な物
そんな身近な所に沢山潜むエチレンですが
上手に付き合えば、花が長持ちし、花を長く楽しむ事も出来ます。
例えば、エチレンを気をつけないといけない花と、そうでない花があります。
エチレンの影響を受けやすい花
エチレンの影響を受けやすい花は
カーネーション、金魚草、カスミ草、スイートピー、デルフィニウム、ラン、
エチレンを受けにい花
エチレンの影響を受けにくい花もあります。
例えば
菊類、ガーベラ、フリージア、チューリップなどです。
薬剤処理(STS処理)により花が長もち
更に、最近は、花が出荷する前に、エチレンによる花の老化の進行を抑える薬剤処理「STS処理」というものがされ
私達の手元には、エチレンの影響受けない、花持ちが良くなった花が届いています。
◆花講師、フローリストの方におすすめ。花を長持ちさせる方法



◆動画で学びたい方はこちら
飾る場所と花がらを摘んで、花を長持ちさせましょう
これまで、エチレンとはどんなもので
エチレンの影響を受けやいす花、そうでない花。
更に最近は薬剤処理されている事をお話をしてきました。
実践していただきたい2つの事
とは、言ってもこのエチレンによる花の影響というのは知っていて損はなく
花を一日でも長持ちさせて楽しみたい
花の命を大切にしてあげたいと思うと
・花は果物の傍に置かない
・花が枯れたらすぐに摘む
この2つを実践してみては如何でしょうか。
花がらを摘みながら花を楽しみましょう
特に、花がを摘む事は、他にもメリットがあります。
例えば
・花の栄養が今咲いている花、蕾の花に行く事が出来る
・花の通気性が良くなる
・美しい花を眺める事が出来る
とあります。
フラワーアレンジメントや、花瓶の花を飾った時、花をお世話する事も楽しみの1つです。
そんなお世話の中で、蕾が膨らみ、開きはじめ
そして、満開に開いた時の感動的な瞬間を楽しむ事が出来るのだと思います。
そんな花のドラマチックな瞬間は、花がらを摘むなど日々のお世話から気付く事が出来ます。
◆冬に花を楽しみたい方におすすめ



まとめ
花が長持ちする方法はこちらのブログでも今迄沢山紹介してきました。
その中で今回初めて「エチレン」という老化ホルモンについてご紹介してみました。
と、言うのもご紹介した通り最近は薬剤処理によって花が長持ちするようになってきたからです。
更に品種改良も進み、以前に比べ花が長持ちするようになりました。
例えば、10日、2週間花を楽しむ事が出来た・・という声も良く聞きます。
勿論。管理だけではなく花自身の差もありますが
花を楽しむ皆さんに花の知識として知っていて欲しい事だと思いご紹介しました。
そして本日は、花の基礎知識として、花持ちについてお話をしてきましたが
他にも
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