こんにちは。
横浜市泉区 大きい花のフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフュームの相沢 知美です。
私の仕事は、花に触れている事より、実での作業に多く費やしています。
その時、姿勢が悪いと体形も崩れ、呼吸も浅くなるなど想像以上に体には悪影響です。
そこで最近では、パソコンを高くし、立ったまま作業をしています。
この方が私は仕事がはかどるようで、これからもこのスタイルを続けようと思っています。
花材の魅力を引き出す色合わせをしましょう
今月の1mを越す大きいフラワーレッスンでは、白いドライフラワーを使いました。
その中にシダの葉を脱色し、白くしたドライフラワーがありました。
シダの細かい葉っぱがまるでレースの様に透け
ドライフラワーの軽い空気感からフンワリとした印象を感じる葉っぱです。
この白い葉っぱと、赤い花を合わせた時
どのような花を合わせていくと、葉っぱのフンワリとした印象を残しアレンジメントを作ることが出来るか考えてレッスンの花材を揃えました。
そこで本日は
【フラワーアレンジメント 色合わせ】フンワリ感を出す赤と白い花の花の色合わせのコツ
と言うタイトルで
赤と白の花の色合わせでフンワリとしたフラワーアレンジメントを作りたい時
実際にブーケットパフュームの作品がどのように花を組み合わたかを解説したいと思います。
花の色合わせで華やかにも、フンワリした花も作れる
まずは、花をフンワリと仕上げるには色のコントラストについてお話をしたいと思います。
花の組み合わせでは、色を全く違う色(反対色など)を合わせる事でコントラストが出来ます。
明暗や色彩の差異を意味します。その対比が際立っている事を言います。
アレンジメントを華やかにしたい時はコントラストが強い花を組み合わせる事でより花が目立ち華やかに見えます。
例えば
ピンクと青(水色)の組み合わせ
黄色と紫色の組み合わせなどがコントラストの強い色合わせになります。
逆に、同系色(色が似ている又は近い色)で色を合わせた場合は柔らかい印象になり、気持ちが癒される色になります。
例えば
水色と紫色の組み合わせや
黄色とオレンジの組み合わせなどです。
このようにどんな花を組み合わせるかで大きく見た目の印象が変わり
空間を華やかにするにする事も
空間をフンワリと柔らかさを出すことも出来るのです。
◆関連記事~花の色合わせについて
(こちらの写真はふんわり感はありませんが赤と黄色の配色をピンク、茶色、オレンジでつないだ色合わせをしています。~体験レッスンの花より)
2つのポイントで花の色合わせをする
では実際、先日の大きいフラワーレッスンで赤いアンスリウムと、グロリオサリリーに白いドライフラワーの葉っぱ合わせた時
フンワリトした柔らかさを出す為、どのような花合わせをしたのでしょか。
答えは、赤と白を繋ぐ同系色の花を合わせた事です。
例えば、落ち着いた赤、くすんだオレンジ色、グレージュ(グレートとベージュを合わせた色)のスターチスなどを合わせました。
ここで、ポイントは2つあります。
1つは、落ち着きのあるシックな赤やオレンジなどを使う事です。
発色の良い赤やオレンジより落ち着いた色を使うことがポイントです。
2つ目は、赤と白を繋ぐ色を使うことです。
赤→オレンジ→ベージュ(今回はグレージュを使いました)→白
と、色がグラデーションでつながっていく感じです。
このようにシックな色の同系色を合わせる事で、フンワリした白い葉っぱの印象がそのまま生きたフラワーアレンジメントになります。
◆関連記事~《花材紹介》赤と白のフラワーアレンジメント
まとめ。
今回はブーケットパフュームの赤と白いフラワーアレンジメントから皆さんに花の色合わせのプロセスをご紹介してきました。
シダの白いドライフラワーはとても1枚が大きい葉っぱでまるで鳥が広げた羽根の様でとても気に入っている花材です。
花の色合わせや、フラワーアレンジメントは作る方の想いを伝える事も素敵な事だと思います。
その方が感動した花、感動した色、時には素材感にも感動することもあります。
そのような思いを花に映し出しアレンジメントを作ってみましょう。
今回使用した白いシダのドライフラワーの変わりにカスミソウを合わせても良いでしょう。
同じような花の色合わせのプロセスで作るとフンワリとしたアレンジメントを作ることが出来ます。
また、その際は白いシダ(又はカスミソウ)は沢山ご用意することで白が際立ちます。
花の色はまるで魔法のように様々な色を組み合わせる事で花の印象を変えてしまいます。
私のブログても沢山の花の色合わせについてお話をしています。
もっと花の色合わせを学びたい方はブログのカテゴリーにある「花の色合わせ・花合わせ」をご覧ください。
花の色合わせの幅が広がるだけで、皆さんのフラワーアレンジメントの世界ももっと広がります。
◆関連記事~花の色合わせ・花合わせについて