こんにちは。
横浜市泉区 1mを越す大きいフラワーアレンジメント教室
ブーケットパフューム 相沢 知美です。
ケイトウの葉っぱの処理についてその理由と、方法をお話していきたいと思います。
さて。花屋さんで並んでいる花達は切り口を切り戻しする「水あげ」とという作業と共に
葉っぱの処理も行ってから店頭に並べられます。
従って、ケイトウを皆さんがお花屋さんで買ってきたとき・・というよりも
何も処理をされていないケイトウを買った場合、今からご紹介する葉の処理方法についてご参考頂きたいと思います。
花によって、葉っぱを取る量や
なぜ葉っぱを取るのか理由は違います。
一般的には葉をとる事には2つの理由があります。
①花瓶の水の中に葉っぱが入り、葉を傷めないようにするため。また、水が濁る(バクテリアなどの繁殖により)のを防ぐため。
②水あげの際、沢山の水を花に行きわたらせるため。です。
◆ピンク色の久留米ケイトウ、ウモウケイトウのご紹介

しかし、ケイトウの場合はもう1つ大きな理由があります。
それは
痛みやすい葉を先に取ってしまう。という事です。
ケイトウの葉は、花は元気で新鮮でも、あっという間に元気が無くなり悪くなってしまいます。
他にもアスチル、ひまわり、ダリアなどが同じように葉を先に悪くなってしまいます。
そのため、ケイトウなどの葉が傷みやすい葉は水あげの際に他の葉より多く取ります。
本来なら花についている全ての葉を取ってしまっても良いのですが
私の場合はケイトウに葉が全く無いのも不自然なので、1.2枚残して水あげをします。
葉をとる時は、手で取りますが、葉を下に引っ張ると茎の皮も一緒にはがれてしまうので
葉を下ではなく、横に引っ張るように取るか、ハサミで切り落とすと良いです。
◆ヒモケイトウのアレンジメントの作り



◆ケイトウを長持ちさせる方法



まとめると葉の処理は、
①水あげを良くするため
②花を綺麗にかざる為
と2つの理由があり、ケイトウの場合は全ての葉を取るか、残しても1.2枚程度がおすすめになります。
最後にブーケットパフュームの1mを越す大きいアレンジメントレッスンの7月の作品をご紹介したいと思います。
ケイトウにヒマワリで夏を演出し
グリーンスケールというイネ科の花を大きく飛ばした夏のアレンジメントです。